これ何の花かわかりますか?
夏藪の中で、猛々しく黒々とした身に変身する前のヨウシュヤマゴボウの花。
かくもやさしく可憐です。藤村が詠った「初恋のリンゴの花」と同じ。

何年か前、この芽が顔を出しました。育てていたら、あまり裏まで回ってこないお父さんにバッサリと刈り取られたのですが、わずかに残っていた幹が再び枝をだし、昨年は黒い実がなりました。刈り取られたとき、文句を言ったので、今年は無事成長。もう、自分の背丈を超え下の枝が通路になびいています。身を縮めて通ります。
初々しく可憐な花は、暑さとともに猛々しく変貌します。
変貌する”おばさん”世代に重なり、ちょっと切ない。
今が見ごろの花です。
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